泉ケ岳や七北田の集落を見渡す丘の上に小さな2つの建物がありました。それが創設時の明泉学園でした。当時、私はまだ15歳。園の建築を担当した父を手伝い、皆とともに汗を流した日々を今でも懐かしく思い出します。明泉の設立は、近隣の方々のご理解なしでは成し得ないことでした。地元の方々に、幼稚園建設はもとより、我々の教育持論を理解し、協力していただけたことを心から感謝しております。
創立50年を迎える今も、聖書の言葉をベースとする明泉の教育はいささかも揺らぐことはありません。善悪のけじめを知り、神様を畏れ、隣人を愛する。この聖書の基本に立って、今日まで子どもたちを導くことが出来ました。卒園生との再会で、英語力や国際感覚もさることながら道徳、礼儀、他者への慈しみといった教えが大きな支えになっていると聞くたびに、大変うれしく思います。やはり聖書には普遍の真理と正義があるとの確信が強められます。
私たちはこれからの50年、いや、100年先までも、子供たちのための最先端の教育を探求し続けることをお約束します。またそれと同時に、地域社会への貢献を責務とし、さらには世界へと発信してまいります。
今後とも保護者、同窓生、地域の皆様から信頼される、そして神様に喜ばれる明泉学園であり続けられるよう精一杯の努力をしてまいります。今後とも変わらぬご支援の程よろしくお願いします。